高崎の鬼門鎮護 五霊神社
由緒・行事
◇ 五霊神社の御祭神
〈主祭神〉 鎌倉権五郎景政公
〈配祀神〉 建御名方神
宇迦之御魂神
◇ 五霊神社の由緒
当社の祭神、景政公は桓武平氏の出で、景道(景成)の子、祖父忠道が鎌倉に住んでこれを氏とした。
景政は権五郎と称し、幼い頃から勇猛で腕力が有った。 応徳三年(1086)、源義家に従って清原武衡を征した
時、十六歳にして敵に右眼を射られた景政は、大いに怒り矢を抜かず直ちに進んでその敵をたおした。 帰っ
て陣屋に入ったが、同僚の三浦平太為次がその面を踏んで矢を抜こうとしたので、武士の顔を土足にかける無
礼をとがめ、これを謝らせ、ひざまずいて矢を抜いた。 皆はその勇に驚いたという。
没後、景政公の勲功をたたえて相州三浦に祀り、世々之を伝えた。
後、和田義盛の孫、和田小太郎正信が寛元年中に祖先の地三浦から熊野(後の高崎神社)・二ノ宮両社と共に赤
坂の地(現在の高崎)に勧請した。 赤坂は後に和田となり、井伊直政が築城の折に高崎と改められた。 その
後元禄八年(1695)になり、領主の大河内右京太夫輝貞が、貝沢の地が高崎の鬼門の地であるとして遷座奉祀し、
鬼門鎮護社とした。 以来、高崎城主は代々厚く崇敬し、毎年代参を遣わし領内除災の祈願をしてきた。
明治四十年、村内の無格社諏訪神社、稲荷神社を合祀し、五霊神社は貝沢の総鎮守として厚く崇敬されている。
◇ 五霊神社の諸行事
・1月元日 歳旦祭
・3月19日 春季例大祭
・7月15日 八坂祭
・10月9日 秋季例大祭
・11月 七五三詣
・12月28日~ お正月様(新年御神札)頒布
鎌倉権五郎景政公
平成29年 初詣
平成28年秋祭 獅子舞奉納
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